2017年3月2日木曜日

竹野ビーチまで約9kmのウォーキング

2月27日の夜は若者4人が夜中の3時頃まで居たので
28日は昼過ぎまで惰眠を貪って居た

1時過ぎ仕方なしに起きた
さて、起きて何する?それが問題だ
やる事は山積してるようで、けど、やる気丸でない

ふと、竹野ビーチに行こう、気ままに思い立ち実行に移した
曇りがちながら時折陽射しもあり雨の心配はなさそう
竹野ビーチまでおよそ9km、
野菜いっぱい具沢山の焼そばを作り
発泡酒1、サツマイモ1、玉ねぎ皮茶をミニボトルに
折畳み小型ノコ、カッター、メモ帳、ボールペン、携帯、タオル
帰りは竹野駅から電車で帰り城崎温泉に着けばそのまま『里の湯』温泉に直行
なので靴下、下着の着替をリュックに詰め込んだ

城崎温泉の町中を縦断して抜け
志賀直哉で有名な桑の木までは2km、
先日小雨の中をそこまでは歩いた
そこから向こうはチャリも歩きもしたことがない

何でも初体験に興味津々な吾輩
鋳物師戻峠、これ「いもじもどしとうげ」と言うのだ
そこに300m程のトンネルがある
竹野に行くにはここまでが登りでここから降り
桑の木から鋳物師戻トンネルまできつい勾配で距離もあると


何の事はない息が上がることもなく距離も意外と短かった
山間の道はその両脇に押し上げられた残雪が
輝きを無くし白い長い巨大なむくろのように侘しく長々と続いている
圧倒的に多い杉と竹は冬枯することなくタップリ葉を湛えている
それ故に先日のこの地方特有の重い雪の餌食になり
あちこちで折れたり曲がったりして地に伏して居た
その他は冬枯で枯れ満ちて残雪を被った山肌を透かせて見せ
風が冷たく通り抜けて行く、
それが歩いて火照ってきた頬に心地よく当たって行く

鋳物師トンネルを抜けると下りの方が短いカーブが繰り返し勾配がある
足は勝手に早足になり逆に体力が要る
気をつけへんと膝へとわずかな衝撃がボディーブローのようになって
あととか明日とかに影響出るかもや

眼下に竹野の里が見えた
冷たい空気の中で里の風景はのどかで春の装いを始めている
そこから直ぐに竹野川沿の県道に降りた


後2kmも歩けばビーチに辿り着けるはず
行手に竹野ビーチに突き出る岬の山が誇らしげに鎮座している
あれを見る度に琵琶湖の近江富士を思い出す
大きさ言い形と言い兄弟のようだ

山道を歩きも稜線や里山、川の流れを愉しんでいると
いつも信州木島平の過ぎし日が蘇る
体内に取り込んで同化したあの頃とその景色

1998年12月16日朝、巨大ログハウス ロッヂ街山荘は全焼した
あれからオレの変転極まりないジプシーのような生き様が
一人きりになって既に10年有余。
独り生活も慣れた。それが当たり前のオレのこれから

けど、時折、芯のとこで隠れたとこで心に揺さぶりをかけてくる
独り遠出して歩く、過去を振り返り今を見つめ明日を解きほどく

尻すぼみの狭い城崎温泉に居ると
竹野の町がのびのびゆったり広く感じる
ビーチを囲む集落には意外と迷路のような路地が入り組んでる
こんなとこ色々探索するのも歩く楽しみなんや

探索してると波の音が幽かに路地の隙間を通ってきた
一つ先の路地を覗くとコバルトブルーの海原見えた
今日は天気も穏やか波も穏やか
早速砂浜の手前のベンチに腰を下ろし弁当と発泡酒

歩いている時は少し汗ばんで丁度良かったが
ビーチで腰かけ海風を受けてると汗が冷え急激に寒なった
当たり前や、春近しと言えど未だ未だ冬でござる

耐え切れず弁当半分だけ食ったところで
腰を上げ竹野駅に向かった。
次は逆コースにするかな

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