2011年10月16日日曜日

街山荘・城崎通信5 クマの専用庭

   前から気になっていた。


 城崎温泉名物の大谷川は細長いデルタのような町の真ん中を流れている
 当街山荘は円山川に沿って県道3号線と大谷川の交叉する手前にある


 大谷川を挟んですぐ向こうに小高い小さな山がポツンとある
 東山公園、と麓の細い上り坂の入り口に看板があった


 クマが城崎温泉に来てから毎朝の日課にしているのが
 円山川の畔を独自のメニューを設定したトレーニングをしながらの散歩
                                                    
気になっていたので畔の行程を半分にして東山公園に分け入ったのは四日前


いきなり20度程、2m幅位の登りの山道
半分も登ったら少し緩やかな坂道になって、
100m位の地点でA角に折れて更に緩やかなちょっとした広場に出る
桜、もみじ、ケヤキ、楠木等々の雑木が程よい間隔で生い茂り
町中の突如に現れる森林の模様をていして




う~ん、これはクマ向きの格好の散歩と鍛錬の場じゃがなと


頂にはコンクリートで出来た三階建ての展望台
上から見る城崎温泉の町並み



円山川の向こうに更に幅広の河が流れ込んでいるのが上から見て知った
展望台の向こうに下りの路が見えた 


余すとこなく落ち葉が敷き詰められて足裏に優しく伝わる
細い落ち葉の道の両脇には高く生い茂った雑木の枝や葉が覆いかぶさる
進むほどに細い峰と峰を結ぶ石橋があり

それを渡るとやや幅広の石の階段が迫り上がり
                       
階段を登り切ると、突如と更に細い路が続き
めったに人がけえへんねんやろう
両脇から路を塞ぐように雑木が枝を伸ばしいた
それだけではなく、小路にも生まれたばかりの木立が
低く通せんぼをしていた


ここまで来るのに我が城崎温泉の新街山荘から10分程の道のり
ほとんど人の来ないような処
クマ専用の心地良い広い広い庭が出来たようで嬉しくなってまうやん


間もなく紅葉が始まればモミジの見事な紅色が楽しめそう
春は桜の満開の下で弁当とビールが楽しめそう
夏は涼を求めて昼寝が楽しめそう


お客さんが来たら
ここへ弁当持ちで樹々と仲良く酒盛りもエエやろうなぁ


エエとこ見つけて良かった良かった
城崎温泉に来てホンマに良かったぜよ


こんな日常、チョッと贅沢やなぁ

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