2016年11月4日金曜日

素っ裸でナンパ

一と糸まとわぬ素っ裸でのナンパしたような

基本誰かと一緒に風呂するのんキライやし(魅力的な女子ならOK❣️)
入浴中に喋るのも好きちゃうし
温泉は一人で行って黙してゆったり湯に浸ること
それは信州木島平村の馬曲(まぐせ)温泉も城崎温泉でもそう
そやからオレが入浴してる時の顔は厳つく人を寄せつけないはずや
最近は坊主頭にしてるからヤクザ風やし声をかけられることは先ずない
入浴中は唯我独尊って訳っす

けど、一人だけニコニコ声をかけオレの横に来て話しかけるのが居た
何度か会う度にそう、ハテ?この人と何処かで?
で、聞くと、イエイエ温泉で会うのが初めてときた
では何で?
湯けむりを背景に凄いオーラを発してる、とね
そこまで言われたら話し相手にならざるを得ないよね
この方、豊岡で開業の歯科医さんやった

てな具合で、それは例外で温泉では誰もオレには声をかけてけえへん
当然オレから声をかけるなんて太陽が西から上がってもあり得ない

最近は一番遠い『鴻の湯』に夕方6時ごろいく
夕食時のこの時間は空いていてイイ
鴻の湯の露天が俺のお気に入り。
露天と言わず庭園温泉というだけに
湯船は奇岩で囲まれなかなかの趣を醸し出している

で、オレは自分の定位置を決めている
脱衣場のロッカーは一番奥のK2、洗い場も端のシャワーのある所
湯船も一番奥の傾斜になった所
ところがそれを誰かに先を越されると「くそッ」と不機嫌になる

いつも前置きが長いよな〜オレの文書
高齢者の特徴?いやいや何を仰って、よしお文学だぜ(⌒-⌒; )

温泉は最低で一時間、ところが昨夜は
30分で切り上げる羽目になった、素っ裸でナンパしたから
オレが庭園に入った時は誰も居なく定位置で悠々と横たわっていた
しばらくして、ガヤガヤと若者が入ってきて思わぬ悲鳴
ゆったりと静かに浸りたいオレの気分を逆撫でしやがった

透明な湯の深度を見誤ってつんのめたらしい
それをキッカケで横にいた叔父さんと会話になった
「何処から来られたの」
「大阪のナンバーからです」
「何処にお泊まり?」
「ええっと、確か大川という宿です。地元の方ですか?」
「いや、豊岡から来てます。豊岡市民は400円で入れます。電車賃200円要りますがね、城崎町民は100円で高齢者は無料ですよ」
あっ、オレ、その無料の高齢者。こういう時だけ喜んで高齢者になる
「僕ら、素泊りで今から晩御飯食べるのですが何処かイイとこありますか?」
と、叔父さんは城崎温泉通を披露して店を紹介し始めた
そこには街山荘の「ま」も入ってない

思わず声をかけ話に割って入ってしもうた
「ウチへおいでよ。オレはその大川からちょっと向こうの信号を右に曲がった所。ローソンの斜め向かいでダイニングバーやってんねん。酒はもちろん食べる物も多いし食事も出来るよ。それに観光客が下手に行ったらボラれるし、オレとこは良心的やで。ほんで、オレも大阪」
「ヘェ〜そうですか。ほな行かしてもらいます」
「おっしゃ、ほな早よ上がって待ってるわ」
てな事で予定より早く温泉を切り上げた

夜の寒空の下、チャリで速攻帰ってはみたが
彼らが必ず来る確証はない
一時間待った、二時間待った。けえへん
10時になって諦めてウイスキーのお湯割を飲みかけた
ドアの外に二人の若者

温泉から上がってぶらぶらしながら居酒屋を除いたが止めた
お漬物盛り合わせが1200円にビビってコンビニで買い物
宿に帰ってそれを食べたけど何か物足らず来たとさ

コンビニで一人1000円以上の買い物、それでも満たされない腹
21才の学生。二、三のバイトしてクラブ活動もして
できるだけ節約した今回の男二人の旅行
ホンマに最近の若者はエライ、働いて学んで遊ぶ

素泊りの宿の料金が5000円、レンタカーが10000円、コンビニで2000円以上
宿代に温泉のチケットと駐車場代込み
街山荘やったら7000円で朝夕食付き、こんな料理やでと写真見せる
コンビニなんかで買い物するより1000円もあったらこんなん食えるよ
オレの言うこと素直に信じてきたら良かったのに
「ホンマにそうですわ」な〜んちゃって
彼らの注文以外に甘エビの塩焼きサービスしたら喜んでくれた

「けど、男二人だけって淋しいなぁ〜」
「僕は彼女居るんですがコイツは居てへんし」
「いや〜わかれたとこです」
「捨てたん?捨てられたん?」
そんなとこから話が盛り上がり彼らの日常生活を聞いたり、
オレがまたまた時事の話で過激に喋ったりで日付が変わった

朝飯食べにおいでや。600円でエエわ。来ます来ます。
お勘定の時「安過ぎ!」と思わず叫んでくれた

今朝、9時半頃やって来てオレも一緒に遅い朝食
若者とはホンマに不調が合う。彼らも馴染んでくれた
今朝はエエ朝や❣️
気分エエからまた昼からチト飲んでまんねん。


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