2015年11月9日月曜日

似た人も居るもんや

オカンと言えば、、、
JazzShotBAR街山荘に主となった女史
それをオレが最初に「オカン」と称した
「何でオカンやねん。あんたなんか生んだおぼえないし、ほんでよしおの方がうんと年上のジジイやし」
当初はそう抗議してたんやけど、皆がオレを見習って
オカン、オカンと言うようになっていつしか自らも初めて来たお客にも
「街山荘のオカンです」と言うようになった
オカンならそのご亭主も当然「オトン」になって
オレが居る頃のJR天満の街山荘は賑わいでいたもんや

昨夜は男子一人だけのお泊まり
余裕というよりむしろメンドくさ的に夕食の準備を始めた5時
「すみません」
厨房にいたオレの耳に派手やかな女子の声
「バーはもうおしまいですか?」ロングヘアのスラッと背の高いご婦人
いやいや、これからオープンするとこです
連れが温泉に行ってる間ここで飲みながら待たしてくださいと

オレは料理にとりかかるので用があったら呼んでください
「よしおちゃ〜ん、お代わりいいですか〜」時折声が飛んでくる
お宿街山荘の夕食は七時、一人前位余裕で作ってたんやけどど
「よしおちゃ〜ん、お客さ〜ん」ご婦人もう店に溶け込んでいる
慌てて出て行くと七時に温泉から帰ってくるはずのお泊まりの青年
未だ六時や、一時間も早い。よしっならば急ごう

ご婦人はおっちゃん二人と三人連れ
直ぐに青年を自分達の席に招いて四人で飲みだした。
コースのように料理を次々出す
先ずはカニとイカの刺身、グラタン、茹でカニ、メインのタンドリー料理、自作のスモークハムとサラダ、最後に焼きカニ以上
「ヘェ〜この料金でコレはやり過ぎやんかよしおちゃん!」
「今度俺らもココに泊まりにこようや」大阪の堺と岸和田から来た人たち

全て出し終わってオレも輪に入る
「マスターもいや、よしおちゃんも飲んで」年長のおっちゃん
おっちゃん直ぐにマスターになる、その都度おうむ返しには「よしおちゃん」
早いけど折角やからほな、いただきますわ
成り行きで今朝岸和田から来てもう少ししたら帰ると日帰りの気まま旅
そやから、お一人はジュースにコーラ、ご婦人と年長のおっちゃんはお構いなくグイグイ

もう既に四人で会話の指針できていて大人達のいろんな意見を聞かされる青年
青年は彼女に振られて傷心の旅とか
そこへ大人達が女とはとか男ちゅうもんはとか恋愛話しや

青年、東大卒。大手企業に就職して社会人二年目
柔道をやってて背も高くガッシリ肉太のガタイ
ほんで飲み放題でビールを飲むわ飲むわ、一樽開けるような勢い

だいたいな真面目すぎるねん。東大卒で女に精神性尽くすなんて
先ずアカンわ。友達としてエエ様に扱われてんねん。もっとワルせぇよ
何言うてんのん。エエことやんか。メチャ可愛いやん。
それはオカンみたいなオバハンの考えや。若い女はワルがある男に惹かれるんや

オカン、オカン、、、うわ〜似てる〜、オカンがチョッと若なった感じや
機関銃のように喋りまくるのも一緒、声まで似てるぞ
オカンと西天満の店で撮った写真見せる本人以外は皆納得

昨日来たら良かったな。えっ昨日は女の子来てたんですか。
うん、可愛い子らやったとまたまた一緒に撮った写真を見せた
わ〜っやっぱり週末なんですね

まぁ、五人で盛り上がり岸和田の人達が帰ったのは日付が変わって12時過ぎてた
初めて来てほんのチョッと飲んで帰るつもりが実に7時間も‼️
今度は西天満店に行くし、ほんで此処にも絶対泊まりにくるで〜





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