2014年4月20日日曜日

久しぶりに城崎温泉へ帰って

15日に城崎温泉へ一日だけ帰った
たった一週間くらいやのに懐かしくもあり何処か新鮮な思いに包まれた
言うまでもなく誰もいない館はひっそりとオレを迎えた
ここはが心血を注いで作ったやと新たに愛おしい気が湧いた
何よりも店頭の花壇の花が艶やかに咲き誇っていたのが和ましてくれた
オレの居れへん間、酒屋の奥さんに水を頼んだ

この奥さん初々しくオレ的には城崎温泉一の魅力的な女性
けどよ、人の奥さん、仲良くしてくれるだけでも嬉しいぞ

「あらっ、お帰りですか」突然後ろから声、隣の奥さん
「居てはれへんのに朝になったら花に水がチャンとやられている
ある日、犯人発見、そういうコトやったんですか」
隣の自分に頼まなかったのが意外な表情やった

だどもよ、隣とは言え日ごろ何のお付き合いもないぜよ
会えばこんにちわと言うだけのもんでは頼みにくうござんすよね

京都にまだまだ持っていかなアカンもんを取りに帰った
とは言え最初の程荷はない、車への積み込みは短時間で済んだ

二年以上も城崎温泉で暮らして親しく話せる人は地元にはおれへん
むしろ、この一年近く村八分的な処に置かれてるやん
言うたら総スカン食ろてるようなもの
であるからして京都に行ったって訳
狭いエリヤの村社会的風潮はコチラとてウンザリやんけ

そんな中でこの人とはゆっくり飲みたかった
そやからこの日帰ることを前もって知らせ飲むことになった

オレの基本は若者と時を過ごすのが大好きなんや
そやけどこの人は御歳60でごわす
本来ならオレの飲み友達の範疇には入れない歳
歳とは歳でない、人は人そのものなんや

ケンちゃんはその日早々にやってきた
二人だけの宴が物静かに厳かに始まった
一般に会話が出切る人が人が少ない
ほとんどの人が自分の言いたいことだけを言うて
相手の話は考慮せえへんか途中で腰を折ってしまう

我々二人は充分会話を愉しむ
相手の話を聞き、それに応えて自分の話しもする


と、そこへイルカ君が現れた
彼も事前に誘ってたんやけど手を切って血が止まらず行かれへん
なんて情けないコトを言うてたけど来たんやな

そもそも血が止まれへんつうのは食生活の怠慢なんや
生野菜を常食してたら出た血はたちどころに止まるちゅうねん
現にオレなんざぁ、血が出たらじっと見つめている内に止まるぞ

イルカ君にこれからは野菜を食え、一日リンゴ一個病知らず
とかく肉ばっかり喰うて野菜を食わなくなった現代人、反省だよ

なんてワイワイ言うて、イルカちゃんは帰っていった
何でイルカちゃんかつうと
マリンワールドのイルカのトレーナーなのだ

で、またケンちゃんと愉しく語り合っていると
町内では珍しく街山荘にチョコチョコ現れる老人が入って来た
この老人いつも遅くしかもさんざん酔ってくるさかい
来ても酒を飲めない状態。いささか持て余す人なんやな

老人、御歳85なんやて。それにしはビックリする程元気
話は支離滅裂、あっへこっちへ飛んで会話がでけへん
芸を疲労するちゅうから何々それっ

何と、口をモグモグさせて入れ歯をパカンパカンと出し入れ
いやーっ参った、見事な芸でやんしたぞ


翌日、ケンちゃんからこんなメールが届いた
メッチャ意気に感じて断りもなく疲労するオレでごわすわ

いささか酔いが深いご様子でしたけど、無事に朝を迎えましたか
エネルギッシュでかつ、深みのあるお話をたくさん訊かせていただき、
寮に帰ってもその余韻でしばらく眠れませんでした

とね、何か嬉しくなっちゃう
翌朝、オレは何のコトはない
八時に起きて東山公園に行き
桜の木に張り手200発、蹴り50、木刀は400回振って
その他色々暴れてスカッとして帰ったでがんす



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