2013年4月29日月曜日

GW、楽しいスタート。でも、楽しさの後には寂しさが追いかけてくる

偽らぬ気持ちで言うと、多少の緊張は持っていた
何せ、11人のお客さんは全く初めての人達で
電話で多少の情報は得たものの顔も知らない、歳も分かれへん、何処から来るのか

普通チェックインはだいたい夕方近くか早くても昼下がり
三人の若者は昼過ぎに早々に着いた



お客さんが来るまでに工事を切の良いとこまでやって
片付けて掃除して、ベッドメイキングも済ませてと
誰も居れへんお宿の中を一人で行ったり来たり上がったり降りたり
それらが未だ終われへん最中やった
とにかく駐車場まで案内して温泉に行ってもらった

続いて間もなく二階でベッドメイクの最中携帯の電話がなり
今、店の前ですと
二組目のカップルの到来
爽やかな可愛い美人と背の高いスラッとした好男子
似合いのカップルっすな
同じように先ずは温泉へと促して追い立てたようなもの



一人でね、お宿とBARをやるつうのは多分オレぐらいなものか
洗濯、片付け、料理、買出し、掃除
おっと、掃除は今回はKちゃんが二日がかりでやってくれた
最近急速に仲良しになったホテルのフロントを勤める娘



先着二組のお客さんを体良く温泉に追い立てて
一分も惜しく、トイレの電気が点かない、ペーパーの芯がない
各部屋にゴミ箱はあるか、そうそう手洗いのタオルもや
小さなコトが次々思い出されタバコを吸う間もない


午後4時、それらを全て終わって、さて次は本番の料理
夕方7時の夕食までお子さんを入れて11人。
三時間あれば余裕で出来るやんと、初めてタバコとノンアルコールビール
ドイツ産のBurgbrau、何て読むんかな、最近お気に入りだす


今日のメニューはメインは定番のタンドリーチキンと特性フランクフルト
後はスペイン風オムレツ、白菜のお浸し、
で、大人の方には大エビと赤イカのチリソース


料理作りが佳境に入ってる頃の5時半
ふと気がつくと三組目の家族6人さんが連絡もなく未だお見えじゃない
一瞬、不安がよぎる。まさかドタキャン?と、その時電話がなって
「高速が混んでて遅れます」ときた
ならば、料理に精出すべえ


二組に分かれた
カウンターは先に到着の若者達と似合いのカップル
囲炉裏の大テーブルは三世代ご家族で祖父母、ご夫婦、低学年児童2人

カウンター5人は直ぐに打ち解けて冗談も交えてシャベクリ
紅一点のユカちゃんをオレも含めて男5人が囲むかたち
飲むのもゆっくりながら次々お代わりもくりだしたり

大テーブルはもっぱらおばあちゃんがほぼ一人飲むかたち
子供連れやし飲むのはお婆ちゃんだけでご家族は早く部屋へ


若者三人は大阪、しかも天満の店へはチャリで行ける位置
全員25才で大学が一緒。
たっぷりユーモラスはあるものの騒ぐのとは程遠い
全員、彼女ナシ。そやから人の彼女の年上のユカちゃんに馴れ馴れしい

 

物静かなユカちゃんの彼はにこやかにお話。可なりのインテリ
明るいユカちゃんが爽やかにハシャイでその内ソファーでコックリコックリ

深夜12時もなろうかの時、彼はユカちゃんを促して部屋に

残った三人はオレの話を聞いて若い仲居さんを呼んでくれとウルサイ
こんな小さな宿でも珍しく満室なんやから仲居さん達は飲みに来るどころではない
ならばナンパじゃと2人が静まり返った深夜の町へ飛び出していったが
ショボンとして帰ってきましたね


朝7時に起きるとお年よりは既に散歩に温泉にと出かけていた
朝食を済ましたらご家族は早々にお帰りになった

城崎温泉でなく円山川温泉という秘湯を教えると
二組前後して出かけていった

若者たちは一時間ほどで帰って来て
ぺペロンチーノをぱくつきBurgbrauをあおって
オレの部屋の引越しを快く手伝ってくれて
それから、街山荘名物の竹ランプ作りに挑戦


三人の作品が出来上がった頃、ユカちゃん達が帰ってきた
城崎温泉の町を色々探索してきたようですな

5人は一期一会の仲でもう旧知のようにお喋りして
ゆかちゃんたちが先に帰っていった
続いて、若者たちも

一晩一緒に飲んで、引越しの手伝いもさせて、竹ランプも指導して
ほな、メッチャ情がつながるちゅうもんだす
オレの一番辛い苦手な「さようなら、またおいでや」の時


今夜はもう誰も居りまへん
元の独りに戻って寂しく酒飲んでまんねん
明日は一人男子のお泊り、一日おいて9日まで多忙でこざる



                                    記 原田 譽志男(よしお)























0 件のコメント:

コメントを投稿