2014年8月20日水曜日

映画『永遠のゼロ』以前にも

映画『永遠のゼロ』はまだ観る機会がないけど、昔にこんな素晴らしい映画あったなんて知らんかった。
2時間余りただ見入って時には我知らず涙を流していた。
けど、一方で客観的な冷静さもあって、特攻隊とは一機の飛行機で一人の若者が乗った。
てコトは、一人の重みをくみ取り見つめるコトができた。
しかし、例えば南方で餓死してたり弾薬も尽きた陸軍の多くの兵隊が
ボロ屑のように死んでいったのに比べたら一人一人が英雄視されている

更に、もっと深く考えると
ボロ屑のように死んでいった多くの若い日本兵は
中国大陸の関東軍や東南アジアに侵略していった日本兵
その日本兵が推定2000万人という韓国、中国、東南アジアの人を殺した

戦争の愚かさ、悲惨な現実が複雑に絡んでくる
何で、武器が要るのか軍隊が必要なのか

この映画の中で、往年の大スターかさぎずこ扮するオカンが
息子の死を知らされ「卑怯者に育てればよかった」と号泣する
選択肢のなかった当時の若者、戦時下という狂気の時代
若者は追い込まれていった

日本国憲法九条
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない

このどこをどう解釈したら軍隊が持てるのか
交戦権とか集団的自衛権の言葉生まれるのか

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