2013年12月6日金曜日

本当のファンとは

これこそホンマもののファンやでと感心させられた
いや、この場合感心なんて薄っぺらくなるほど敬愛の念を抱かされた

さがゆきと知り合って三年は経つかな
都合七回?八回?のライブを大阪街山荘と城崎温泉・街山荘でしてきた

一回目は仲良しの天才的な音楽家神出高志さんが企画した
で、その時初めて「さがゆき」と出会って
オレは彼女のアーティストとしての全てに惚れ込んだ訳




二回目からは、さがゆきとオレとの二人のコンビネーションでライブをやってきた
その二回目から必ず現れるファン、追っかけのような男性
彼だけではない、他にも数人いらっしゃる

皆さん大阪ではない他府県の人達
城崎温泉・街山荘では当然、お泊りときた

オレが注目したのは京都から駆け散じてくるJちゃん
親父さんの介護で表面は日々淡々と送っては居ても外泊は許されない
それでも京都から城崎温泉・街山荘まで日帰りでやってきた日もあった

ゆきちゃんのコトに関してはいつも先を見ている
時には送迎もやる
彼女に少しでも不便を感じさせないよう
オレそこのけに気配りをする

ま、そこまでなら普通にファンとか追っかけは居りますな
そして、本人にも周りにも自分を認めさす努力も怠らないのが普通
やったコトを自己評価にこれ勤める人が普通

Jちゃんに関してはそんなの一切ない
自分は出しゃばらず影に徹する、コトもない
いつも自然体、そやから周りが気を揉むコトもない
Jちゃんは、さがゆきのファンにもそっと気配りをする

そんな姿勢がライブを主催するオレには心地よい助けになる

で、28日の城崎温泉・街山荘が終わって
そのまま翌日も連泊するお客さんがJちゃんを含めて3人
ゆきちゃんとオレを入れて5人が二日間ハチャメチャで楽しいまるで合宿







果てしなく飲んで飲んだ
5人はもう旧知の超仲良しみたい
そうなると慣れも生まれ揶揄したりタメ口も交わしたり

皆酔っ払って、カップルとオレはビリヤード
ゆきちゃんは酔っ払って一人ギターを爪弾いていた
その前でJちゃんが飲んでいる
Jちゃんの番やでと呼ぶとやって来て終わると元の席に座って飲む

後日、FBでJちゃんがこの時の写真を挙げた
ギターを爪弾くゆきちゃんの写真にオレは「酔っ払い」ってコメントした

「あの時のアレンジを天満の店でやってたよ」
Jちゃんはオレにそう伝えてきた




店で何十年もライブを企画してきたオレやけど
実は音楽のことがほとんど分かってへん
仕事をしながら音楽を聴いているとアレンジの変化まで分かれへん

酔っ払ってギターを爪弾いていたように見えたものが
実は、ゆきちゃんは次の日に備えていたんや
これぞプロでありアーティスト魂というものなんやな

それが分かり傍でじっと耳を傾けていて後日写真に挙げたJちゃん
考えさせられ教えられたな

出しゃばらず、押し付けがましくもなく自然体でそっと人を支える姿
世の中には善意が氾濫して、その善意の押し付けもうんざりするほど氾濫しいる
Jちゃんの姿勢を見習いたいもんや

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