2011年12月4日日曜日

独居老人、チョッと黄昏てまんねん

起きるのが遅うなってきた
当初は早朝6時に起きて円山川、東山公園へ行って鍛錬を続けていた


肩の関節がおかしなったのと、雨が多いのと
何よりも疲れが鬱積しているから寝れるだけ寝る


大雑把な初めの作業から段々手の込んだ作業になってきた
そうなると見た目の変化が乏しくなってくる


親しくなった森林組合の岩ちゃんが時折訪ねて来ては
「何や、まだこれだけかいな」
揶揄し茶化すけど、分かってないんやな


そやけど、メッチャありがたい人で
丸太の搬送はもちろん、出た廃材や木屑を持って行って処分してくれる
エエ奴なんやけど、一つ欠点があるんやな
下戸ときているから一緒に飲まれへん



予定の倍の長丁場になってきた
最近は毎日が急かされ焦りが先行して時間を惜しむ


独り黙々と作業している
作業の内容は力は要るが言えば単純なコト
電動工具をただ駆使しているだけ


ご近所の人がヒョッコと訪ねてくる
隣のUさんに「ホンマに器用にやるねー」なんて言われる


器用、上手は素人に対するほめ言葉や、
プロや職人にはかえって失礼なんやが
ホンマに感心してくれて心からの誉め言葉なら、

ありがたく受け止めて


訪ねてくれるご近所の方には
名刺代わりにマイ著書『山麓の炎』を差し上げる
Uさんの奥さんは一晩で読んだ
読んで近所の仲良しに回し読みを始めた

チョッと、それ売りモンなんやけどと、思うが
元々名刺代わりに配ろうと思ってたし、それはそれでエエか



たまたま社員旅行で城崎に来た若いお客が
町役場に街山荘を訊きに行ったら
役場では評判みたいで教えてくれたと言う

ベーシストの遊馬が来て駅前の観光案内所に街山荘を尋ねたら
「あ~あ、あそこね」と教えてくれたと


まだ、看板も何も上げてないのに城崎では評判で有名らしい
位置的に県道に面して城崎温泉の入り口やから目立つんやな


森林組合の岩ちゃんとこへも
「何が出来るんや、丸太やからお前が噛んでるろ」と尋ねてくるらしい


狭いエリアに密集した城崎温泉、人口は3000人強らしい
そこへ働いている人を足すと密度は大きいかな
そこで評判になる、願っても叶ったりと思う

オープンしたらそれがエエ方向に行くと確信できる


独り

黙々と作業をする
しんどいけど単純な作業、作業中に色んなことに想いを馳せる

寂しさがひたひたと押し寄せてくる

独居老人
どうしようもなくパワーがある独居老人
家族が居れへん
四人居た息子達、今は三人になった
他人様の息子達と同年代の若者は親しく訪ねてくる
なんでか息子達はけえへん
妻は「もう、会いたくない」と宣言した
これってメッチャ寂しいんやな


他人に支えられ賑わっていても
家族がおって居れへんってのはメッチャ寂しいんやな


単純な作業をしながら、そんなコトがいっぱい脳裏を横切る

独居老人
まさしく、独居老人

0 件のコメント:

コメントを投稿