「What country 」
「ボクタチ、ユナイトステイツアメリカからきました」
おっ、日本語で返してきよった❣️
冬の帳は早い。それでも6時過ぎてやっと終わった店前のガス工事
静寂が帰ってきた。
ホッとして、かなり早い時間やけどウヰスキーのお湯割を作った
冷え込んできて節約に灯油ストーブを最小限の火にしてるだけでは
暖ったまれへん。ならばやっぱりホットウイスキーだぜ
飲もうとドッカリ椅子に腰を落とすと同時にドアが開いた
金髪の白人のカップルやん
英語のメニューを作って初めての外人さん
二人はメニューを見ながら小声で話し合っていた
その時のおれの質問やった
「オレ、アメリカ嫌い」「ドウシテデスカ」
「Always war」
「ワカリマス。トランプはどうおもいますか?」
「う〜ん、クレイジー、but面白い」
「そう、おもしろいですね」
「サンダース、グー」オレはいきなり叫んで親指を立てた
「オーッ、サンダース、グー」彼。「Very good」彼女。
で、三人で「イェイイェイ」になってグッと打ち解けた。
彼は辿々しいがかなり日本語を話すが、彼女はサッパリ
名物タンドリーチキンとカルボナーラのオーダ
彼はスコッチと生ビール。彼女の水。
料理ができ運んでやっとオレもホットウイスキーが飲める
冷めてホットではなかったけど、三人でカンパーイ
乾杯をイタリア語で「チンチン」と言うたら二人も知ってた
日本語でチンチンはこことオレの指差すとこを見て
彼女がケラケラ楽しそうに笑い転げた
「she your lover?」「オーッno!わたしのいとこです」
彼は二年間京都で学生をしてた時があり
彼女は今回ボスと仕事で日本に。ボスが先に帰ったので
「I am tree」と万歳をした
彼は一生懸命考え考え日本語で喋ろうと努めるが、
時々、思わずイラついて英語で早口。
反省してまた一生懸命日本語を探す。
同じようにオレも反省していた。英語をもっと話せるようにと
少し間までのオレの姿勢は
「this is Japan. You speak Japanese」やった
そんな事言われても話せないものは話せないもんね
けどね、挨拶言葉くらいは覚えて日本来いよと
いきなり始めから終りまでベラベラ英語だけでまくしたてられたらカチーン
で、最近は思いを変えてこちらも今よかさらに英語もね
こんな接客業をしてたら外人さんも来る。
ほんで英語のメニューも作ったんや
締めくくりはFbで友達になってグッバイ、シーユーアゲン
サヨウナラ、オゲンキデ
爽やか爽やか
外は冷たい雨がしとしとと闇に包まれていた
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