ピアノと箏(こと)との珍しいコラボ。
普通のものはコトとは琴なんやけど箏なのである。
ピアニスト榊原明子は奈良という関係からか
元々和楽との共演が多い、三味線、鉄笛、尺八等々
それを知ってるオレですら箏は珍しく
箏自体を直に聴くというのもなかったから
新鮮に受け止められた
同じ絃楽器、高音になるとピアノのか箏か識別しにくい
調和のとれた旋律が狭い店内を心地よく響く
箏の折本氏は何度も
「音が素晴らしく良く響く」と感心していた。
それはそうなんや、壁全部が丸太
丸太表面の湾曲と窪みが音を吸収し
木の柔らかみが音を優しく受け止める
音楽演奏には最適の空間と言えよう
観客はたがわず魅了させられ飲む手を止めて聴き入っていた
西天満の新店舗になって二度目のライブ
昨年11月のさがゆきは木曜日
今回の榊原明子は水曜日とどちらも平日
オレの集客の苦労なんて意に介さない我儘な日程や
10人も来てくれればと半ば諦めていたが
蓋を開けてみれば17人のお客さん
その半分が城崎温泉街山荘にお泊まりになった人達
ピアノと箏が珍しいという以前にライブが初めての人も居て
オレのホンマにエエライブやから来ての言葉に乗ってくれた
当然皆さん全員魅了され満足してくれましたぞ
オレが企画するライブは絶対良いものしかしまへん
信州木島平村の街山荘が全焼して既に18年
大阪に舞い戻りジプシーのごとく店を転々としてきた
変わる度にお客さんも変わる
変わってもついてきてくれるお客さんも少なくないが
新しい店には新規のお客さんを開拓魂で獲得する
これがオレの意地であり稼業での信念である訳で
そんな中、城崎温泉にお泊まりに来てくれた人達が
遠くからも来てくれる、実に嬉しい‼️