一週間ほど前『世界ウルルン旅』という古い番組をYHで見た
番組そのものを見るというより、石川さゆりの素顔が見たかった
彼女が歌う『無法松の一生』、その声と様に惚れ込んでいた
端的な美人とはちゃうが五感をくすぐるような色気が伝わり
いつしかオレの彼女やったらな~と夢心地になったり
番組の古さだけあって若さが充分漂う
中国雲南省の僻地への取材、車から降りて6時間も山々を超えて
その村で数日滞在するというお話
そんな所やから化粧なんかやってられへん訳である
30半ば位かな、素っぴんの彼女が舞台では見られぬ一際違う輝きがあった
当然、よしおちゃんはその動きや表情を追い続け、、、うっとり
それを見てから石川さゆりが何かと夢に出てくる
会える訳ないのに会いたいな~と、結構オレってアホ度100%かも
このところ、お宿のお泊まりはハンを押したように土曜だけだす
それも、一組とか一人だけとかあって相変わらず苦しい運営ですわ
なら、平日はチャンと大阪に帰ろうとしてんねんけど、ねぇ〜〜
最近、女性客がチラホラ飲みに来ますんやわ
城崎温泉絡み、つまり派遣で働きに来てるとか在住の子とか
ほな、なかなか抜けられへん
先週の土曜は豊田市から女子お二人様。
予約の電話を受けた時から一人が肉と生物がダメで
申し訳ないけど料理を考えてくださいときた
前日まで他に予約はなくこの子達だけ、料理はなんなり出来ますわな
「ハイハイお任せください」快く
けどね、街山荘名物自慢のよしお流タンドリーチキンは
是非ともも一人の子には食べてもらいたい。
てな事で、メインディッシュは二通りのものを出す訳だす
ハイカラ(もう死語やね😅)な赤い高級そうなクーペで来ました
こんな車で来るのはさぞ何処ぞのリッチなお嬢さんやで
一方は背が高く一方は低い、凸凹コンビでざる
駐車場まで同乗してご案内、そのまま円山川の土手を三人で歩いて帰って来た
他にお泊まりもないし、清楚で可愛いお嬢さんやし
一緒に散歩すのん楽しいやん。役得ぜよww
それからお二人は温泉に行きはった
たった二人分の料理、余裕でゆったり出来る、とは言え
飛び込みのお客さんも視野に入れて後三人分もスタンバイした
7時半前にお嬢さんたちが帰って来た
直ぐに料理を次から次へとコースで出す
少ないと一つ一つの料理を丁寧に出せるのがイイ
「まぁ〜」とか「わぁ〜」とかその都度喜んでくれる、嬉しいね
全て出したらオレの仕事はドリンクを作る事と後片付け
てコトはヒマ、「では一緒に飲ませてもらうね」いつものパターン
彼女たち愛知県の豊田市から来たんやけど今日は尾道から来たと
で昨日は瀬戸内海の橋を今治へ渡り、何と🚴で75kmも走破したとさ
一日でそれって凄いやん
フルマラソンに出場したり山にも登るアグレッシブなアウトドア派
女子に限らず男子でもオレはそんなのが大好き
オレが大好きになったなら話もドンドン弾みます
ん、うそっ、マジ!
不躾に失礼にもオレは突然背の高い方のお嬢さんをまじまじと覗き込んだ
「どうしたんですか?」
ヘェ〜っ、こんな事ってあるの?次の瞬間には狼狽えているオレ
二人のお嬢さん同時に目をパチクリして逆にオレの表情をうかがう
オレときたら鼓動が中で大きく打ち出してるやん
「似てる、いやそっくりかも」
「誰に?」
「石川さゆり!」
「えぇ〜っ私が?嘘でしょう」
そんな事ないないと、ウルルンのYHの動画を二人のお嬢さんに見せた
「本当だ!似てます似てます」低い方のお嬢さん
それから彼女と目が会うと眩しくで「アカン」思わず視線を外す
ウルルンの素っぴんの石川さゆりが目の前に居るんや
よしおちゃん、あろう事かときめいて落ち着きをなくし
助けを求めるかように一方の女の子に視線を移す
「えぇ〜っ、うっそー」
その子の顔を更にまじまじ見てしもうた
少し下り目の涼しげな可愛い目、
「オレの三男の嫁にそっくりやん」
ほらほら見て見てと嫁の写真を見せると
「ふんふん似てますね!」石川さゆりちゃんが写真と見比べながら頷いた
石川さゆりに逢いたいと思い続けてきた最近
念ずれば通じるってホンマにあるんやな
おまけに、美人で優しい息子の嫁にそっくりさんと会えた
まぁ三人で弾んで弾んで、交互に写真を撮ったけど三人一緒に撮りたい
と、その時ドアが開いて浴衣を着た二人の男子がご来店
オーダーを聞く前に「三人の写真撮って」とパチリ
お嬢さんたち、明日は天空の城、竹田城の雲海を見るため早朝6時に出る
まぁハードな今流行りの弾丸旅、男子が来たところで寝ますと
そうは言うたもののオレが厨房で料理をつくっる間にお話が弾み
料理を出し切ったところでトランプ遊びを5人でしようってなった
トランプを切り出したところで二人の可愛いお嬢さんがご来店
6人を囲炉裏の大テーブルで輪になって座らせまたまた盛り上がり
日付が変わりそうになり流石にさゆりちゃんと嫁は寝ますと部屋へ
男子二人は大阪からの観光客、ならば次は西天満店で飲もうと
女子二人は城崎温泉で働く社員と派遣のメイドさん
これからも仲良しになろうと経歴を聞いたり色々楽しいトーク
飛び込みようにスタンバイしてた料理がグッドタイミングや
しばらくして、また一人の珍入者。
こんな夜更け珍しくも仲良しのケンちゃんおじいちゃん
彼が席について四人は申し合わせたごとく「お勘定お願いします」
「ほ〜ら、ジイさん来たから皆帰ってもうたやん」
意地悪な悪態つくオレ。いやいや皆もう寝るべき時間
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