ギッギッ、ガタッ、ゴロゴロ
瞬時に目が覚めた。
そうオレはいつも戦士で気配を感知する。
時計を見る。真夜中の3時!
店のドアがギィギギーと開く音。
靴底が床に擦れる音。
コロッと横に一回転。音もなく素早く寝具から抜け出る。
その時は両手を畳につけて飛び出す構えになっていた。
更に久しくなかった闘気で思わずニヤリ、
侵入者なら手加減なしで叩きのめせるぞ
若い頃から野獣のような感覚が身について
そいつが今、小刻みに躍動はじめた。
(おじいちゃん、また何カッコつけてまんねん。
もうな、ええ加減お歳やろ危ないことは止めて110番)
オレの嫌いな順は、権力、警察、ヤクザ、医者、ナマコにくさやの干物
身を守るのは自分だけ、警察なんてクソ食らえ!
「寒いさむい」
アンダーシャツ一枚。泥酔状態。
「車は?」「どっかその辺」
「ウソやろ。そんなんで運転してきたんか?」
「代行」
「何処で飲んでたんや」「分からん。よしおちゃん飲もう」
オレのジャケットを差し出すと裏向きに着よった。
「もうぉ〜、オレ、今朝は6時に起きて長野に行くんや❗️」
しゃないなもう、起こされて今更寝る気もせえへん。
「ほな、飲もか!」
で、飲み出したらコヤツ、オレを放ったらかしてグーグ寝てまいよったぞ。
仲良し漁師のOちゃん、
いつもエビやカニ、魚介類半端ちゃう位持ってきてくれる。
前の前に来た時は全身びしょ濡れで来よった。
その時も何でそうなったか記憶にはなかったんやな。
城崎温泉では歳の離れた弟のようなヤツ
それはエエねんけど、長野行きが1日延期になってもうたやんけ!
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