キャリアを積んで慣れているとは言うものの
お泊まりお客さんが予約くれて実際にお顔を拝見するまでは
実は大げさに言うとどこかで戦々恐々としてたりね。
実は大げさに言うとどこかで戦々恐々としてたりね。
先週に土曜は10人ずつの二組の団体さん。
20人ものお泊まりはこれで二回目
嬉しい裏で、さあ困った。
布団が一組と、メイン料理のお皿が二枚、オワンとお茶碗が一つずつ不足
ほんで、10人一組一同に食事してもらうテーブルがどうしたものか。
何ヶ月か前までは厨房の奥の四畳半の洋室がオレの部屋やった。
城崎温泉の冬は雨か雪がほとんどでジメジメ鬱陶しい
で、何故かその部屋だけカビが出てくる。
最初の年、掃除でベッドのマットを上げてビックリ!
ベッドの木枠とマットがカビだらけぜよ!!
冬はその部屋はアカン。
ビリヤードの横の七畳半の和室で寝るコトにした。
その内、オレの私物がどんどん移動して人様には見せられない状態
よしっ、そこを片付けて子連れの団体さんの食堂に
二日がかりでスッキリ片付け大きい座卓を並べて問題ナシ!
それでも不安があった。
街山荘の売りは何ちゅうてもログハウスの木の癒し。
それを楽しみに来たお客さんから不平が出るかもね〜
殆んど毎回が初めてのお客さん、どんな人たちが来るか分かれへん
そやから密かに戦々恐々としながらお迎えの準備をしますねん。
「今から一日お世話になります。よろしくお願いします」
直立してサッとお辞儀されて、まぁビックリ!
子連れの団体さんのリーダーの若いお父さん。
いやいや、そんな挨拶は逆で、こちらこそヨロシクです
やっぱり街山荘に来てくれはるお客さんは皆さんエエ人や。
「噂のタンドリーチキン楽しみにしてます」
「そやけど、ホンマに一人でしてはるんですか?」
「そうです。一つご協力ヨロシクね」
「はいはい、手伝えるコトは何でも言うてください」
もう、ありがたい人たちばっかり
街山荘の夕食は一応7時から
20人分の料理を一度に出す。温かいものを食べていただきたい。
そのタメに下ごしらえと準備は二日前からやってた
それでもいつものように15分ほど遅れてもうたわ
「料理出来ました。すみません、取りに来てください」
二組に別れた、一方は厨房からドアを開けたら和室
一方はBARの方から皆さん列を作って手渡しで運んでくれた
そこからオレはまだまだ忙しいのだ
飲み放題の組はいつものように生ビールは勝手に入れてもらう
ビール以外はオレが当然作る
20人さんがそれぞれいろんなドリンクの注文、まぁ忙しい
食べて飲んで、ビリヤードにも高じてわーわー歓声あげたり
飲み放題の12時が過ぎてから寝る人と、さらに飲む人に別れ
二組が混ざり合い、お開きになったのが3時半ときたもんだい
翌日、朝食が終わってCoffeeTime
「ここ実家みたいに落ちつけるわ」
「ふんふん、ホンマホンマ」
子連れの団体さんはマリンワールドへ10時過ぎに出て行きはった。
もう一組は「実家」をさらに堪能するかのようにゆっくり
昼過ぎ1時位にお帰りになった。
どちらも名残惜しく。いや、オレが一番名残惜しい〜
ポカンと空白になった寂しさを抱えて厨房へ
ウワオゥー、洗い物が山となってるぜ!
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