2012年5月2日水曜日

城崎温泉・JazzBarとお宿の親父の独り暮らし−5−

城崎温泉で一番安く泊まれるアットホームなお宿
JazzBarとお宿『街山荘(まちさんそう)』
http://machi-guevara-kun.blogspot.jp/p/blog-page_22.html外部リンク

 

昨日までしばらく続いた雲一つない晴天。
で、毎日午前中は東山公園で竹切りの後は最近激しくなった鍛練
そして正午には弁当と缶ビール

本来ならそこから一日のスタートが始まる
何せやらねばならぬのが山積している
毎日が夜、店を開けるまでホンマに慌ただしい

ところが、午前中に暴れてビールも飲み腹も膨れると
決まってひたひたと睡魔が襲ってくる
元気の秘訣の一つに眠ること、逆らわずお昼ねにゆだねる

それを人は時々「自由やなぁ」とか「贅沢やね」と言う
何を言いなさる、普通の人と昼と夜が逆転しているだけぜよ

ワシァ、昼も時間さえあれば雑用に追われている
自由でも贅沢でもありゃせんぞ、とね

いやいや、それはささやかなよしおちゃんの贅沢かも

 
今日は朝から久し振りの雨
暑かった昨日までとは逆に心なしかひんやりしている

物干し場の菜園の苗たちが雨を受けて一段と背を高くしている
何種類もの野菜を自分一人で育てるのは初めて
毎日何度も見に行っては成長を楽しんでいる

今日はそれを眺め雨垂れの音を子守唄に少し昼寝
昼間は一人体を忙しく動かしているが
とにかく独り、夜、お客が来るまで喋る相手がいない
最近、いや前からかな独り言が多くなってきたぞ
独り言と言うよりも短く叱責するつぶやきか
自分の失敗に腹を立て自分で激しく罵っていたりでな

この連休に何組かの泊まりのお客が来るのを楽しみにしていた
ところが、皆が皆、それぞれ都合が悪うなって
だ〜れも来んようになってしもうた

寂しがり屋のよしおクマちゃん、もうガッカリじゃよ

更に追い討ちをかけるように
城崎で今一番の仲良しの仲居のお姐さんに
たまには昼間、メシとかお茶しようよと誘ったら
「昼は一人で自分の部屋で居りたいの」
あっさりスッパリ拒絶されて萎えてしもうてな


時々観光客が飲みに入ってくる
ほとんどが若いカップル。例外なく仲良しになる
今度は絶対に街山荘に泊まりに来るね、と

ほんで、携帯の赤外線交換、マイミク、FaiceBookでお友達になる
そんな時ほどふつふつと自信が膨らむものじゃな
ココロ癒されてお喋りにも一段と花が咲く


昨夜、初めて火の用心のひょうしきを叩きながら町内を一周
僅か2分程の事を夜二回
最初は夜は仕事ででけへんと断っていたが
ここんとこ町内の人も飲みに来てくれるのでお付合いせねばと


町内のお付合いに酒屋さんがある
生ビールとか炭酸類、滅多にでないカクテル用のリキュールを注文する
この酒屋さんは奥さんが一人で小さく商っている

最初訪ねて奥さんを見た時
爽やかで控えめで歳より若く見える魅力的なを気に入って取引となった

昨日午後、生ビールの配達に来た
時間があればコーヒーでもどうですか
快く受けてくれて小一時間ほどクマジイのお相手してくださったね
これから、ゆっくりクマの著書『山麓の炎(ほむら)』を読ましてもらいますと

城崎温泉ではもう40冊位クマの著書が出回っているかな

次の出版初めての小説、しかも長編の『征生男・惜春』もいよいよ印刷かな
よしおちゃんの16〜17歳の頃をモデルに書いたお話

苦悩、哀惜、純愛、暴力にセックス
話は次々と展開して読み出したら止まらんぜよ
一旦、手製出版して更に練りこんで『菊池寛賞』でもねらうかな


寂しいさびしい独り暮らし
独りで気楽に生きたいと思っとったのに
近頃、つくづくと相方が欲しい日々でごじゃる





原田 譽志男(よしお)記

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