あまりの見事さにあんぐり口を開け見上げていた
雲ひとつなく天高く青い空が広がる
右手に太平洋の水平線をはるかに望み
原チャリ🛵は北上する
向かうは東村高江、
悪名高いオスプレイのヘリパッドがある所
早朝5時半に起きて仕事に行くノブちゃんに合わせた
ところが、朝になって9時でエエ事になってた
けど、オレはもうそのつもり
6時過ぎにはノブちゃんチを出立
うるま市を出て北部東村(ひがしそん、琉球は村をそん)へ向かう道がややこしいと
うるま市の外れ迄遥々道案内をしてくれた
慣れない原チャリ、時速40kmが関の山
その前を愛車で先導してくれるノブちゃん
ホンマ、何でこんなに親切なの
親切はノブちゃんだけちゃう
琉球に来て会う人全てが人懐こく優しい
道を訊ねて普通は道順だけを教えるのに
この島の人はちゃう
「気をつけて行ってくださいね」「怪我しないように」
笑顔を崩さず優しくこう言うてくれはる
ノブちゃんとは、辺野古基地闘争で
Fbを通じて仲良しになった
いっときFbから姿を消していたのでメチャ心配した
その頃はずっと辺野古にドップリ詰めていたと言う
いつも笑顔、お喋り、童心の底抜けに明るい小柄なおじさん
ノブちゃんとの思い出を回顧しつつ
慣れない原チャリを危なかしく走らせる
スリルを越えて少なからず恐怖、緊張の連続
夏の陽射しが容赦なく降り注ぐけど
風を切って疾走してるから暑さは感じない
地図で見たら東シナ海と太平洋の間に浮かぶ小さな島
けどよ、原チャリで走ってみると思い込みよりはるかに広い
それに、那覇から北部東村の手前までは都会なんや
平地も小高い丘の上までも建物が密集している
出来るだけ町並みを避けて可能な限り海岸べりを走る
すると、アレッ、変⁉️海が左に見える
逆走していた😅
海岸べりから内陸に入る、起伏が増えて来た
左右に田園、畑、緑の森
緑の森❓森❓
信州でほぼ20年以上居た
緑の森、それは奥深い高い樹木が生い茂る
琉球は???どこかちゃうんやな
高い樹木がない、総体的に皆かなり低い
これは琉球ならではの事なのか
行く手が何やら騒がしいなって来たぞ
アッ、辺野古や!キャンプシュワブのゲート前❓
右側のゲート前に数十本の真新しい日の丸が林立
左側は仮設テントが歩道奥に並ぶ、反対派の人々
日の丸隊の中央、タイトスカートの小粋なおネェちゃん
マイク片手に歌ってる
「ウイシャルオーバーカーン」
ちょっとチョット、それ、ちゃうし
それ、お前らの歌ちゃうし 原チャリ一時停止、おネェちゃんの前に行くか
ポリ、機動隊、空が抜けるように青い
反対派、日常的に慣れきった感じ、落ちついている
アイツら日の丸隊の9割は日当1万そこそこで動員
思想も自尊心も持ち合わせない普通の人たち
浅はかな知識と植えつけられた思い込みーされるアホタレや
ずっとこの闘争にオレも身を置きたかったけど今回の旅の目的は別で時間に追われている
やーめた、帰りにじっくり寄ろうとスッと素通りした
起伏が目立ち長くなって来たぞ
原チャリにも慣れて来たのか坂道では50kmを出していた
周りの樹木はやはり低く木陰が少ない
ケツが痛いから小刻みに休憩する
うるま市のノブちゃんチを出て約70km近く走って来た 道は海岸べりからカーブして高所へと進む
不意に目の前左側に一つのテント❣️
高江に着いたんや