モグしゃーん、はよう帰ってきんしゃいと・・・猫好きの人への朗報

夏の特別JazzLive 清水ひろみvo&p
 8/13 前売・予約2500

      　　　　　　　　　　　   反原発・反戦平和・反差別

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　土曜日にオカンがトイレに行って、間もなく飛び出して
　「モグの声がした」

　ほんで、オトン、オカンが飛び出して夜の天満界隈を探しにいった
　クマはクマで
　裏窓から「モグー、モグー」の連呼を執拗にやった

　しばらくしてオトンとオカンは肩を落として帰ってきた

　間もなく明け方になろうかとの深夜の３時頃
　オトン、オカン、サクラしゃんが連れ立ってご帰還

　クマはお見送りに一緒に出て、彼等の後姿を悄然と眺めておった
　皆の姿が闇に吸い込まれて見えなくなっても立ち続けていた
　
　耳をじぃーっとそばだてていたのじゃよ
　すたらばな、「ミャン、ミャン」とけたたましく啼くモグの声
　頭上から、しかも直ぐ傍

　モグーモグー、ミャンミャン
　近づいてきた、もう真上、アーケードの上
　互いが互いの位置を分かっているのじゃが
　クマはアーケードに上がる術を知らんし
　モグもどうして降りたら分からんとパニックっとる

　そんな状態が一時間ほど続いて
　モグの声が段々と遠ざかって、クマも疲れた

　それから毎晩のように何処からモグのクマを探すけたたましい鳴き声
　
　猫の帰趨本能を信じて近い内にきっと帰ってくると待つしかねぇべ(‥)


　猫好きの人へ
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