夜のとばりがとっくに降りて10時も過ぎると流石に車の往来は激減する
その代わり静まり返った薄闇の中を
カランコロンカランコロンと
下駄の音が軽やかに木霊する
観光客が宿から出てコンビニへ
その半数以上がそれから宿で飲む酒
要するに持ち込みなのだ
その殆どが街山荘を見て行く
中には覗き込んで行くのも少なくない
ところがご来店いただけるのは
一晩に一組あるかナシ(x_x)
呼び込みに出たことは何度かあったが
成功したことがないのでもうやらへん
ただドアの開くのを飲みながら待つ
アハハハ、その内コックリコックリ居眠りなんかやってまんねん
と、、、、、、、、
若い女子の声が
直ぐ目が覚め窓外を見る
二人の浴衣を着たお嬢さん
魚を釣る時、手応えあっても直ぐに引いたらアカンらしい
そんな心地でお嬢さん達の様子を伺う
よしっ、頃合いと外にでて
穏やかな笑顔で「どうぞ」
二人が見つめ合ってウンと頷いて入って来てくれた
あらら、日本語ちゃうやん
「アーユ タイランド?」よしおの下手な英語すわ
後でもう一人来ると言う
二人ともねーホンマ可愛い子ちゃんでね~
よしおちゃん上機嫌🎶
そこそこ飲むし食べるし
料理してたら後一人が入ってきた
男子
カルボナーラが出来たので出す
男子、えっ男子?
ちょっとちゃう、ボーイッシュな女子でした
そのボーイッシュが大声でオレを呼ぶ
カルボナーラ、メチャ美味しいから追加
ワシ、こういう時しみじみ思うのは
この稼業続ける限りは
もっと英語喋れるようにせんとな
深夜2時近くまで三人は楽しくお喋り
時折オレも入るが
英語がアカンから会話が続けへん
最後に記念写真
アレマーボケてますやん