ドアのガラス越し、ヒョイッと跳ねるように来て中を覗き込む美女一人!
今日は遅うまで寝た。11時前の起床。
タバコを吸いながら頭を覚醒させていた。
逆光で輪郭だけが浮き立って見える。
輪郭だけでそれが誰か分かるほどの仲良しの新妻くん。
オレもおどけて眼鏡を鼻先へずらし上目で思い切り見開いて「誰や」とばかり見返してやった。
「友達が来てて今から京都まで送って行くの」
「えっ、ほな直ぐ行くん?」
「ゴメンね、今ローソン皆買い物してるの。彼もいるよ」
「そうか、それは残念やな」
「うん、今度またゆっくり来るね。で、この前のおカネ払っとく」
「おカネ??」
「あれっ、覚えてないの?この前来た時電車が間に合わないからツケて帰ったでしょう」
「??」
「もうっ、覚えてないんだから〜、確か5000円くらいは飲んだよ。だから5000円でいいかな?」
「ヘェ〜それはなんか突然の収入、儲かったみたい」
旦那さんも顔出してくれはった。
「すいません、今度ゆっくり来ますから」
「うん、そうしよう。ほんで一緒に海へ行こう」
「わぁ〜海へ行きたい〜〜」
「行こう行こう、その時は泊まりやで、ほんでゆっくり飲もう」
「はいそうします。じゃあ今日はこれで失礼します」
新婚さん2人は帰っていった。
二年ほど前お泊まりに来てくれた彼女と彼はその頃まだお付き合いの段階で今年やっと結婚しはった。
それまでも度々お泊まりもあり、飲みにも来てくれている。
京都に店を出した昨年も京都まで飲みに行けくれた。
当然オレたちは仲良しなのだ。
お二人は養父市で住んでいて、彼女は関東育ちの娘で嫁いだ先には当然友達もいない。
そやから彼が勤務中の時は今を持て遊び一人でも車に乗ってよしおちゃんに会いに来たりする仲良しでござる。
西天満店を出したのは良いがまだまだお客さんも思うに増えず家賃経費とかの出費が次から次に押し寄せ城崎温泉街山荘と両方で今は1000円単位でやりくりに苦慮している状態。
昨日、豊岡へ行き最小必要限度の買い物をしたら手元には5,000円しか残っていなかった。
今日から1週間連日お泊まりのお客さんが来てくれる。
わずかでも釣り銭は用意しておかんとね。
そんな時の不意の5000円収入は大いに助かりまっせ〜〜
よかったよかったほっと一安心。
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