高校生の悪ガキとは違う。大人の修羅場を積み重ねたような凄み
で威圧される恐怖。
「高校生のガキが帰りしなに頭一つよう下げんのかい」
「学生証出せ。それを村田みたいに一万円で買い戻しに来い」
「返事もようでけへんみたいやな。痛い目に会いたいらしいな」
三人がそれぞれ凄みのある威圧をかけ脅して来た。
恐怖とはこんなものか。言葉一つ出てこない。体がガチガチで
身動き一つできず、その上呼吸一つするのが苦しい。
やられると思った。
初めて逃げたいと思った。今なら確実に逃げられる。
兄の正紀に一方的な暴力を受け続け、小学校低学年の頃には何
度も数人に囲まれ小突き回されたが、以来やられると言うコト
はなかった。
やられる。やられるってどんなんなのか。
全身の血の気が引き手足の先端が冷たく固まる。
あは、いきなり何事かと思ったでしょう。
これ、今、編集中のオレの八冊目の著書、
長編小説『征生男(ゆきお)惜春』の一コマだす😅
今日も城崎温泉は悪天候。
時折激しく豆粒大の雪の塊が叩きつけたり突風がドアを叩く。
朝、そんな中を円山川の土手に出かけ腕を動かしたり蹴りをしたり
小一時間ほど暴れたら体がポカポカ腹も減った。
久しぶりに圧力鍋で玄米炊いたが上手くいけへん。
イラついて野菜たっぷりのラーメンでとりあえず空腹をなだめ
さて、本日は何をいたそうかなと、アレコレ
窓外の陰気な天気のせいか、全てのやる気が潜って浮上せえへん。
それでも今日は昼から絶対に飲むまいと誓った
(そんなもん、誓うちゅう程のもんか。当たり前じゃ)
ならば、一向に進まへん小説の編集に取りかかろう。
なかなか言うコトをきかないPCを開け誤字脱字がないか
おや、ここはチト変と、また文章を変える。
その繰り返しでもう10年になろうとしてる。
エエねん。妥協したりええ加減なものを作っても値打ちがない。
オレの16、17歳の頃をモデルに物語が展開され意外な方向に行く。
純愛と暴力とセックスに当時の社会状況に揉まれて
思春期の少年が如何に潰れて行くかのお話。
これを執筆していると、当時の思いそのものに立ち返って
執筆中に涙したりで、オレはいつまでも思春期のままであって
(70過ぎたかな爺さんが何を戯言おっしゃってまんねん)
あの頃は私闘だけやったが、それから二十歳を越え子供も生まれた頃
権力との闘いが待っていた。
70年前後、安保闘争や沖縄奪還闘争、成田空港阻止の三里塚闘争
熱く燃え、かつ、常に連敗の悔恨と絶望的な日々でもあったな。
(何か、おじいちゃん、カッコつけ過ぎちゃう)
二つの理由で心は沖縄に行っている。
一つは暖かい沖縄で永住したいというのが膨らみ過ぎている。
一つは、沖縄の人達の基地闘争、オレも参加したい❗️
最悪な安倍政権を潰さねば
辺野古でのゴリ押し暴挙は許されない❗️
願わくばかつて70年代の頃のように部隊を組んで実力闘争に挑みたい
(えらい言うコトだけは元気やけどアンタもうエエ歳やで)
お宿とBARをやってるからお客さん来はったら
できるだけ楽しい場を演出して遠来の人達をおもてなしする。
たった一日の中で思い出に残ってもらわないとね
ま、50年もこの稼業で接客させてもらってるとキャリアが生きて
それは自然にこなせる
そやけど、昔からそうやけど、酔うと勢い余って
矛盾だらけの世相について熱く語ってしまうんやな〜
(商売やってんねんから程々せんとお客さん来んようになるで)