温泉から帰り火照った体に先ずはビールだぜと
冷蔵庫に入れてないストックの発泡酒を開けた
やっぱり予想どうり丁度良い加減
厨房の失意温度３℃でござる
いや厨房だけとちゃう。店の方でもおんなじや
それでもお客さんが来るまで一切の暖房ナシですぞ
事故の後遺症で冷えると手足の痺れと痛みはキリリと辛い
そやけどそれは少し着込んだら平気になるし
更に冷えるようやったらサンドバッグに拳、腕、脚も叩き込んでいく
３００回くらいやるカッカと身体は火照る
基本寒さには強いんや
通算約２０年間、信州木島平村での冬を乗り越えてきたから
何せ本気で冷え込む時は零下１０℃なんて当り前のようになる
今日の城崎温泉の３℃くらいなら、あらっ今日は温いな、なんてね
ま、それはエエとして最近どうもドジ臭いんやな
もう、よしお、若ぶってるけど歳やでボケてきたんやで
シッカリせえよと、自分で叱咤して凹んでまうんや
例えば、用を見つけてその場所に行く
アレーっ、オレ何しにここへ来たんやろ？？？
で、元の位置に戻ると、あっそうかと思い出す始末すわ
今日もね、男子お一人のお客さんがお泊りに来る
昨日の電話では電車で来るので４時頃に着くと聞いた
４時が５時過ぎても現われへん
こんなコトはちょくちょくありますんやな
むしろお客さんが言わはった時間にちゃんと着く方がすけない
夕方に到着のはず昼過ぎ突然現われたり
逆に２時間３時間遅れたり
そんな時は電話かメールで大方は連絡してくれはる
週末車で来られる人は道路事情によってたいていは遅れますな
で、今日。６時になってもお客さんけえへんし連絡もない
今日のお泊りはその人一人だけやから遅れても問題はないんやけど
連絡くらいは欲しいぞとこちらから電話したら留守電でござる
その時、アレ～っひょっとして
案の定や、またやってもうたぜよ
今日は金曜だす。お客さんは明日の土曜ですがな
あほ、ボケ、間抜けカス。ホンマにアホぜよ
一週間ほど前に、思い切りイヤなコトがあって
凹んで塞いで毎日が溜息の連続で当分完治でけへんやろ
外はほぼ連日雨か雪で山陰特有の暗い空
厚く灰色の重い雲が空を覆いオレの憂鬱さを更に倍加させる
憂鬱さはやる気をアッサリ払拭させ独りお宿に籠もりますんや
そやけど、昨日雨の合間に雲から突き出た半分だけの虹が出た
何かエエことあるんかいな、なんて思とったら、あったんやな
その直ぐ後に突然の美人の訪問
彼女は彼と城崎温泉・街山荘へ一年に二回もお泊りしてくれ
しかも京都の店にも来てくれた
東京育ちの東京の娘さんやった
彼が八鹿で外科医をしてて最近結婚して東京から八鹿へ
専業主婦やけど旦那さん帰りが遅い、
当然八鹿には友達も話す相手もおれへん
よしおちゃんに会いとうなった
オレも城崎温泉では常に話ができる相手もなく
お客さんのおれへん圧倒的な日々は独り寂しく暮らしてる
二人は仲良し。近くに来たんやしこれからももっと仲良く行こうぜ
ま、こんなもんすわ
人の彼女とか人妻とかがオレを慕ってやってくる
若者大好き、オネエチャン大好きのオレやから
そんな時は多いに癒されますな
では、そんなお嬢さんたちをご披露しきしょう
