2012年4月22日日曜日

異郷の地での独り暮らし-3- ピンチ到来

城崎温泉で一番安く泊まれるアットホームなお宿
城崎温泉・JazzBarとお宿・街山荘
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4月21日記

内庭の窓から見えた空には雲一つない
その陽気に誘われて早々に東山公園に出向いた

先日飛び降りて炒めた左足の太股が未だ痛く坂道が少し辛かった
坂道を上り詰めてA角に曲がると東山公園が目の当たりに透けて見える
青い空、そやけど今朝は風が強い
桜吹雪がオレの体にも優しく降り注ぐ
その下は桜の花びらのジュウタンになっていた

そう、
城崎も桜のシーズンの幕が下りようとしている
短い初春の命が今正に閉じようとしている


午後、円山川の畔を久しくぶらぶら歩いた
久しくと言うのは、
そこは常日頃鍛錬の場で走ったり蹴ったり横歩き後ろ歩きをしていたのを
最近は場所を東山公園に移した


それと言うのも、雪が解けた頃から竹の切り出しに行ったり
小山の頂にある東山公園の程よい起伏が新たな鍛錬を生み出した
飛んだり跳ねたり駆け上ったり、楽しさも併合して面白い


大阪からピアノの調律に古い客が来た
調律を聞いていても退屈と言うより耳障り

ほんで円山川をブラリ、彼女?とブラリ
陽射しが初夏のように暑く
その分、強い風が吹きつけ川面が波立ち荒涼と清々しさを運んでくる

タバコに火がなかなか点けへんかってちょっと難儀したかな

土手の下に咲いていた桜が
白いのと淡いピンクを織り交ぜた不思議な桜
多分、接木とかの交配でそんな新種を生まれさしたかも
妙にキレイくて鑑賞これありと佇んだ



ここをオープンして二ヶ月以上が経つ
二月は地元の人や働いている人たちが来てくれてまずまずの出だし
三月は泊り客もあったり二月を上回った

ならぱ゛
四月は更にもっとと期待するのはあったりまえでしょう


四月の初っ端にピアノを搬出するタメに一日だけ天満に帰った
お忍びでと言うたら偉そうやけど
ほとんどの人には知らせんとそのまま城崎に帰ってきた


帰ってきて大袈裟かもやけど地獄を体験
思わぬ落とし穴が待っていた。
お客がホンマそにけぇへん。今日もボーズ
これで今月八日目のボーズやわわわわわ


カニシーズンが終わる三月
四月に入るとGWまでさすがの城崎温泉も閑散とするのが例年

それは聞いていたが、こと街山荘に関しては
日頃飲みに来てくれるお客は地元の人達や旅館で働いている人達

温泉街がヒマになったら尚の事飲みにきてくれるものと思い込んでた
勝手な思い込みは危険なものでお客が来まへん


運転資金を用意する余裕もなく、むしろ借金してギリギリで始めたから
深刻、ピンチ



はるばる訪ねてくれる泊り客と
夜のバーたけやってのんびり行こうとの目論見が白紙撤回になった


ならば、どうにか何かを模索せねば
先ずは昼も開けることにした
そして、たこ焼屋をも始めることにした

この物件を見つけた時にたこ焼屋に格好の場所と思ったが
まさかホンマになるとは


ただ今、昼の看板、たこ焼屋の看板を製作中

ピンチになると反省や考えも多方面になりますな
ほんで、一番肝心なことに自分の姿勢が大柄であったと

つまり、50年近く商売をやってきたキャリアを自負しすぎて
自分にはお客が居る。そやから特にお宿の宣伝はしない
この思い上がった生意気な態度がアカン


城崎温泉は全国一人気の温泉地とか
四月に入って観光客は激減して町が閑散としてはいるものの
三月までは平日でも観光客で賑わって、しかも若い娘が圧倒的に多い


街山荘の店には
旅館で働く人や、旅館の若旦那衆が主流で飲みにきてくれる
その人たちに話を聞いてみると
観光客の多くはネットで検索して宿を探しているという


これやっ、
ITの社会、商売している限り現代社会はITを利用を駆使せんとね

ところが、このクマジイさん、PCの知識は初歩の初歩
大阪なら周りに詳しい者がわんさと居たから不便せんかった

この城崎では未だそれ程親しい人は居ないし、居ってもクマと似たようなもの
ただ今、必死に取組んでますんやわ ^ ^;


記 原田 譽志男(よしお)

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